畠中先生のコラム

言葉や考えは、蓄積した分だけ表に出る

2016年06月11日

人はみな、インプットした分だけアウトプットします。

幼い頃からディズニーの英語DVDをずっと見せていると、3歳になった頃には英語ペラペラになった例はよく聞きます。

中学生になり、私の塾に通い始めたある生徒は、私の塾に講師としてきている外国人と英会話レッスンをするようになりました。始めは「もうずっと英語をしゃべってないから無理だよ」「もう話せないよ」と言っていましたが、初めこそたどたどしく話していましたが、数回レッスンを重ねるだけで、もう私が会話についていけないほどのスピードで会話をするようになっていました。

幼い頃にインプットしたことは、何年たっても蓄積されていて、きっかけ次第ですぐに思い出すことができるという証拠です。私たち大人も、自転車に数年間乗っていなくとも、ちょっとコツさえつかめば乗ることができますよね。

よく「うちの子、国語力がないのでは?」という声を聞きます。

計算は公文に通わせたりそろばんに通わせたりして、計算に長けていく状況は地域に整備されていますが、国語力をつける状況は地域にはまだまだ少ないものです。ですから、親の影響力が高くなると言えます。

そのときには「インプットした分だけアウトプット」を知っておいてもらいたい。

つまり、私たちは、インプット(自分の中に蓄えた)分だけアウトプット(表出する)できるということです。国語力がないと感じる理由に、感想文で出来事ばかり書いてしまい、心情や気持ちを書くことができないことや、本を読んで感想を書くときに書く量が少なかったり、いつも「楽しかったです」しか書いていなかったり、文章問題になると極端にやる気がなくなったりするといったことが挙げられます。

私たち親が、子どもたちに対して、いろいろな言葉で話していくことが最も大切です。楽しかったね!だけではなく、〜〜がおもしろかったとか、ワクワクしたとか、ドキドキしたとか、我が子がジェットコースターに乗る順番をいまかいまかと待っているときに「ドキドキするねえ」と言ってあげると、「あ、この気持ちがドキドキっていうんだ」と学んでいくのです。

国語力は、親の持っている語彙力とおおむね等しくなっていきます。親の言葉の数だけ、子どもの言葉と感情、考えが増えていくのです。いろいろな言葉を使って話していきましょう。清々しい!って言葉を使っていますか?せつないって言葉も使っていますか?

 

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