畠中先生のコラム

やる気スイッチOFFをどうするか

2015年10月17日

何をしても、どのようにかかわってもやる気スイッチが入らない子っています。これ、一生入らないんじゃないかって思うかもしれませんが、人によってやる気スイッチの入るタイミングってバラバラ。そしてやる気スイッチがONになったときの様子も、やる気に満ち溢れたような姿になるとは限らない。すべてそれは大人や親からの期待にすぎなかったりするものです。

そもそも私が人生の中で「勉強」に関してやる気スイッチがONになったと言えるのは、中3、高校受験のとき。高校受験に不合格になって、不合格通知が届いた日はずっと家の仏壇の前でぼーーーーっと何時間も座っていて、おもむろに「明日から学校に行かない」と親に言い、毎朝図書館に、開館から閉館まで通い詰め、勉強に明け暮れました。親は担任の先生に連絡をして了承してもらい、私は受験に失敗してからの3週間、公立高校の試験に向けてすべて学校を欠席して毎日12時間の勉強をしていました。終わった頃に親が迎えにきてくれ、家に着くとご飯を食べてそのまま寝てしまうほど集中していました。親に買ってもらった問題集を片っ端からやり終えたのです。そして後にも先にも、あんなに頑張ったのはそのときだけ。大学受験も頑張りましたが、思い出に残っているのはやはり高校受験でした。

今、そのときを振り返ってみると、私の親はなんとか私の気持ちを勉強に向かせようと頑張っていたと思います。塾を転々と変え、なんとかして良い環境を探してくれていたと思います。塾を転々として成果が出るわけないのに、親も必死だったのだと思います。子供心に、それがわずらわしく感じていたので反抗して勉強をしていなかった私は、受験に落ちたときにぼーーーーーとしていたときに思ったんですよね。勉強しろと言われて嫌だったのに、受験に落ちたら親もなんて声をかけていいかわからなかっただけかもしれないのに、親に何も言われず一人になったと感じた私は、自分で立ち上がるしかないと思った瞬間でした。

それは、それまで親が「こちらだよ、あなたが頑張る方向はこちらだよ」と口酸っぱく言ってくれていたおかげだと思います。親があれこれ口を出さないほうがいいのか、あれこれ口を出したほうがいいのか、よく子どもたちのやる気を引き出すにはどのようにかかわったら良いか議論になりますが、方向性を示す目的であれこれしたほうがいいと言うのは、子どもたちにとって一時的にわずらわしいことでも言った方がいいと考えています。

結果が出たときに、なんでなの!どうしてこうなっちゃったの!と言うことはナンセンス。それは仕方のないことで、結果に怒るのではなく勉強に対する姿勢や考え方に怒ることが大事ですね。結果が出るまでは結果を出せと言う。結果が出たら、姿勢はどうだったんだ!と問う。それで良いと思います。その親の教育方針は、ちゃんと子どもの中に根付いていて、タイミングが来たときに必ずスイッチが入るのです。それが早いか遅いかだけの違い。育てるとは、待つこと。いつも正しいことを言っていれば、必ず子どもは育ちます。それを信じましょう。

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満席、居場所なし!

2015年10月12日

テスト前、満席です。私の居場所はどこにもないので、帰るしかありません。笑
いつの頃からか、この塾は自習が文化になりました。確かに、自習においでおいでと呼んでいたのは事実ですが、呼べばくるというものでもありません。なぜならそれほど勉強したい子どもたちばかりではないからです。これまでコツコツ家で頑張っていて、自習になんて来たことのなかった生徒まで来ているので、異常なほどの満席っぷりです。

この文化を作るまでには、講師の先生の涙ぐましい努力がありました。普段、塾に月木で通っていたとします。そのときに見る顔の先生は知っていても、水曜日や金曜日に塾に行くと、見たこともない先生がいるわけで、自習中にわからないところがあっても見たこともない先生に話しかける勇気は子どもたちにはないわけです。ですから、自習にきた子どもたちには、どんどんいろいろな先生が声をかけています。「わからないところある?」「どお?はかどってる?」などと。そして、質問にきた子どもたちには、どんなに先生は忙しくても手を止めて対応します。たとえば理科が大の苦手な先生が、理科の質問をされても、苦笑いしながら「ちょっと待ってね」と答えようとしてくれます。そういった姿勢があるので、子どもたちは安心してどんどん質問してくるようになります。今なんて、会ったことのない先生であっても「今、いいっすか?」とか「質問あるんですけど」と近寄ってくるようになりました。

それでも、自習に行っているだけで満足している子どもたちもいます。こういった子どもたちを見抜くのが私の仕事です。目で見えている姿は、机に向かって勉強している姿であっても、背中から感じられる雰囲気を見れば、どれだけ集中できているのか、どのくらいの気持ちで取り組んでいるのかが少しわかります。それを背中でひと押し!「いいぞ、がんばれ」と言うこと。

自習にきても、おなかすいた!と15分おきに教室を出て行くような、コラコラ!っていう少年もいます。でも、家では勉強できないなら塾でやろう!と、みんながいるから僕も行こう!と、そんな雰囲気の教室です。みんな、がんばれ!

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