畠中先生のコラム

皆様に御礼

2015年03月25日

今年1月、僕は社長さんになりました。
実は昨年から、黄檗校とは別に、奈良県桜井市にも桜井南校を経営しています。僕が経営する塾の力になってくれる人材を雇うためにも会社にすることは必要でした。でも、会社にするための準備に忙しくしているうちに、会社ができるほどの規模になれたのも、黄檗校を大きくしてくれた講師スタッフのみんながいたからだと、この教室に通ってくれる生徒がいたからだと強く思うようになりました。

今から4年前、学校の先生を辞めてこの黄檗に教室をオープンしてから、まったく生徒が増えない時期があり、不安になる僕を「塾長、ここ、大丈夫ですよ、生徒増えますよ」と言ってくれた講師の言葉に助けられ、忙しすぎて頭を抱える僕に「塾長、私、明日仕事に出ましょうか」と申し出てくれる講師の気持ちに励まされ、保護者の方々からの感謝の言葉に自信を持ち、ここまでやってくることができました。

この、人に支えられて今の自分があるというのは、口で言えば簡単なことですがサラリーマンや学校の先生をやっていたときには絶対に感じることができなかったことです。

独立は、失敗すれば自分は何もかも失います。
そんな恐怖を感じながら、でも目の前の子どもたちのために尽くして尽くして尽くしきる。時には、焦ってしまったり配慮が足らずに、保護者の方からお叱りをいただくこともありました。大切なことを教えてもらいました。本当にいろいろな方々に支えていただき、助言をいただきました。

先日、僕を支えてくださった方々にどうしてもこれまでの感謝を伝えたくて、会社設立祝賀会を催して一人ひとりに御礼の気持ちを伝えることができました。そのとき、僕が13年前に中学校の先生をしていたときの教え子が来ていました。当時中3だった彼らへの道徳の授業で「先生の夢ってなに?」と生徒に尋ねられ「俺は将来、会社つくるぞ」と宣言しているんです。それがずっと僕の頭の片隅に残っていて、先生として子どもたちの模範として、言ったことはやらねばと、自分が率先して夢を実現させている姿を見せようという気持ちが、僕を会社設立へと後押ししてくれたんだと思います。それもこれも、彼らとの思い出が僕にとってはかけがえのないものだったから。教え子との約束は、先生として違えてはならないものだったので、その実現を見せることができて嬉しかった。

「先生、あのころと変わってないっスね、先生、楽しそう」
そう言った教え子のひとことが僕にとっての何よりのご褒美でした。

安定とはまったく無縁の中、学校の先生しか経験したことのない、経営なんてど素人の僕が、ここまでできたのもみなさまのおかげです。僕は生きているんじゃなく、皆様に生かされているんです。このことに感謝しながら、目の前の子どもたちを大切に、僕にかかわるすべての人たちを大切にしていこうと思います。これからも頑張ります。みなさま、どうぞよろしくお願い致します。

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続 高3ストーリー

2015年03月24日

受験の1ヶ月前に入塾してきた高3がいました。合格に間に合うかどうかで言えば大変厳しい。どこの塾も受けれてくれるかわからない状態でしたが、僕は「大丈夫です、僕がなんとかします」と言って引き受けました。しかし、第一志望の合否発表後、塾にパッタリ顔を見せなくなりました。こんなときはきっと不合格になっているに違いありません。それを、電話して確認すべきかどうか、悩むところです。いつかは尋ねることですが、いったいいつ電話したらよいか。顔も見えない、会えない中で、そのご家庭のことを想像し、お父さんやお母さんとどのように話しているかを想像し、本人の性格も鑑みて、もっとも適切なタイミングで電話を入れなければなりません。

合否発表から3日経って、僕は担当していた講師に連絡のなかったその生徒の自宅を訪ねるように言いました。電話ではなく自宅へ。きっとふさぎ込んでいると思いました。自室に閉じこもっていると思いました。ご家族もどんなふうに声をかけたらいいかわからないのではないかと思いました。そして講師が自宅へ訪問する直前に、僕は自宅へ電話を入れました。お母さんが「受験直前にもかかわらず入塾を引き受けてくださっただけでも・・ありがとうございます」と言って電話口で泣いていらっしゃいました。「お母さん、まだ終わっていません」僕はそう伝えて電話を置き、講師が自宅を訪れます。

講師が「もう一度、頑張ろう、塾においで。授業をしよう。費用も何もいらない」そう伝えます。

数日後、その生徒は少しの笑顔を見せてやってきました。そんな生徒にひとこと。
「さあ、やるぞ」

「いいんですか、授業・・・なんか申し訳ないです」と答える生徒に、
「合格するまでやるんだ。そのための塾なんだ。あきらめるんじゃない。できることは全部、やれることは全部やるんだ。」

どんなに危機的状況にあってもやり続ける。気分が落ち込んでもやり続ける。そんな強さを身につけさせる絶好のチャンスなんですよね。

電話口で泣いておられたお母さんの感謝の言葉に、僕も火がつきます。
僕も3歳の子を持つ親になり、親が子を想う気持ちがどれほど深いものかを知りました。本当に自分がどうなってもいいから子どもには幸せになってほしい。この想いに応えられない塾は、塾じゃない。同じ「ありがとうございます」なら、合格してもらって言ってもらいたい。何が起きても絶対にあきらめない姿勢。これを僕自身が示すことが、僕が子どもたちにしてあげられることなんだと思います。



そしてまた別の生徒のお話・・・
私大受験もせず、国公立前期も不合格になり、後期で受験する大学もE判定。崖っぷちながら受験して浪人も覚悟した生徒が今日、合格の知らせ。今年の受験がようやく、ようやく!終わりました。みんなお疲れ様。一人ひとり、素敵なドラマがありました。これらのドラマを映画にして、お父さんやお母さんに見せてあげたいくらいです。僕にとっても、素晴らしい時間になりました。みんな、ありがとう。

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高3ストーリー

2015年03月20日

第一志望に不合格となったその生徒は、第二志望も不合格、第三志望も不合格・・・いくつもいくつも受験しましたがすべて不合格・・・。

こんなとき、あなたならどんなふうに声をかけますか?

誰も何も声をかけられなくなるほどの状況です。でも、そんなときだから果敢に真剣にその生徒の中に深く入り込んで話をしなければなりません。全部不合格になってしまうと、心が折れそうになりあきらめそうになる。そんなときに、声をかける言葉も見つからずただ見守るだけは親の仕事。私たちはそれでも次にどうするか、どうやって気持ちを奮い立たせるか、手を打たなければならない。絶対に、合格させてやらなきゃいけないからです。

担当の先生に肩を抱かれながら泣きじゃくるその生徒が落ち着いた頃に、僕はそっと横に座り話しかけます。
「これまでの不合格は起こるべくして起こったことだよ」
「!?」
「今まではさ、不合格にならないようにならないようにって、やってきただろ」
「自分がしてきたことから目を背けるなよ」
「!?」

生徒は「!?」といった顔で、ただ聞いていましたが、僕はそれだけ言って立ち去ります。その後、その生徒は講師に対して「塾長の言った意味がわからないとこれからも受からん気がする」と言って、ずっと講師と話し合っていました。

その生徒が練習がハードで精神的にもつらくなっている状態で「部活をやめたい」と言ったときも、親は賛成だったかもしれないけれど、僕は「やめるな」と言いました。

絶対に逃げるな。
自分のやっていることから目を背けるな。
どんなにしんどくても、大人になったらもっと辛いことが待っているかもしれないんです。
今はまだ、親が守ってくれるじゃないか。まだ勝負は終わっていないんだから、ゴールだけ見続けていなさい。

不合格になって、優しい言葉をかけるだけが、なぐさめ激励することだけが支えることじゃない。そんなときだからこそ、その生徒を成長させる最大最高のチャンスなのです。
合格させられるかはわからないけど、絶対に成長させる。
それだけは僕の中で揺るがない信念です。

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中3ストーリー

2015年03月19日

合格するかどうか、ずっと不安がっている生徒がいました。どうしてもいきたい高校があり、合格するかどうかわからない状況ながら頑張って受験しました。受験間近になると僕はいてもたってもいられず、僕は毎日毎日授業するぞと言いました。本人は「まじですか・・」と驚いていましたが、費用とかどうでもよくて、今塾としてできることをすべてをやる!そういう姿勢を子どもたちに見せなければなりません。俺たち先生は、なんでもするんだぞ!という姿勢です。また、ある生徒には「俺が合図をしたら、もう遮二無二、無駄口たたかずにただひたすら勉強に打ち込みなさい」と言っていました。そんな生徒に「さあ、いよいよやるぞ」と言うと、「塾長、合図やね」と静かに頷いて黙々と勉強に勤しむようになりました。そんな中3生が、頬を赤らめながら教室に入ってきて「うかりましたーー!」って言うとき、嬉しいを通り越してホッとします。僕も子どもたちと一緒に、この数ヶ月、ずっと緊張していたなと思います。

毎年毎年、同じような、でもやっぱりどこか違う、いろいろなストーリーがあります。子どもたち一人ひとりの考え方も生き方も違うから。同じような高校受験なのに、ただの一つも同じケースはない。年を越して1月から本気になった生徒もいます。そんなので間に合うはずもないけれど、その生徒の一瞬でも見せる本気を、人生の財産にしてやりたいと思っています。

今年の中3生もまた、素晴らしい子どもたちでした。終盤に見せた女の子たちの団結力。個別指導の塾に通っているのだから、そんなに仲の良い友達でもなかっただろうに、いつの間にか支え合っていたね。毎日顔を合わせて、隣に並んで勉強して、無言のままお互いを激励していましたね。素晴らしい1年を送りました。高校へ進んでもこの塾に残ってくれることを心から嬉しく思っています。また一緒に頑張れる。こんなに嬉しいことはない。


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受験を終えて

2015年03月12日

今年の受験は大変疲れました。受験生の人数も多かったですし、たくさんの高3生、しかもレベルもなかなか高かったからです。彼らの力量に合わせて、彼らが求めるレベルの授業や情報を提供することは、なかなか困難でした。予備校のようにデータを見せてこの通りやろうと言えるものでもなく、一人ひとりの心情や状態、考え方を尊重した支援は非常に神経を使います。しかし、それがこの教室のいいところです。

志望校通りに合格できた生徒もいます。うまくいかず、第一志望を断念して別の道を選択した生徒もいます。そのどちらも、あなたにとってはきっと意味がある道なんだと説くことが僕の役目です。うまくいった生徒は、その後の未来で何が待ち受けてもうまくいくきっかけを作ってあげられたと思います。神戸大学に合格した高3生は、本人の人生にとって初めてとも言えるほどのドキドキしたチャレンジを見事に乗り越え、希望の未来を手に入れました。ここに、難関大学合格という結果以上の、人生における財産があります。

うまくいかなかった生徒にも、自分の希望が思い通りにいかない人生の難しさを実感させながら、その中で生きる幸せを見つけていくこと、そのたくましさが人としての根っこを深くするのだと伝えます。うまくいかなかったことから学び、それを次のチャンスに活かす。その過程そのものが財産になります。

受験は、結果が出るまでは「結果がすべて」です。良い結果が出ることを「正」とします。しかし、結果が出たら結果は関係なく、結果が出るまでの過程がどのようなものかが大事になります。それこそが、人生における財産になる。受験に合格しても、そのまま勝ち切ることができるかどうかは自分次第。受験に失敗しても、未来で勝ち越せるかどうかは自分次第。結局、受験を通して、子どもたちの中に何が残っているかだけを僕は見ています。今年は大変でしたが、良い受験を送りました。こうやって人を育てることが僕の仕事。幸せなことです。

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今日も言われました・・笑

2015年03月04日

また、「痩せました?」と。
どうしよう、これで今年に入って8人目です・・・笑
体重は1.5キロしか痩せてないのに。
どうやら本当にやつれてきたようです。笑

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