畠中先生のコラム

塾長の出番です!

2014年10月29日

中学1年生。軒並み1学期から点数ダウンです。見事に。喜んでいるわけではありません。僕の出番がやってきたということです。落ち込んでる生徒、あれ?おかしいなと思っている生徒、自分がサボったからと思っている生徒、反応は様々です。

中間テスト前にこう告げた生徒がいます。
「おまえは今回結果が出ない。出なくても落ち込むなよ。今の勉強の仕方では出ないから。でも今変えてもうまくできないんだよ。それは結果が出た時にわかるから楽しみに待ってなさい。」

そして予想通りの結果が出て、
「どうして結果が出なかったと思う?」
「何回も解いたり練習したりしなかったからだと思う」
「じゃ、次はそれをやるか?」
「はい」

子どもが自分から正直に原因を言えたら、それを変える力はあります。
正直に原因が言えるからこそ、それを心の底から納得して変えることができる。それが人を育てる基本です。

今日、その生徒に期末試験までの勉強の計画表を作って渡してあげました。しかも5教科分。
それを見てその生徒はひとこと。「多い・・・」
そりゃそうです。まだ1ヶ月前だってのに大量の勉強計画ですから。
でも「頑張ります」「やります」と顔はイキイキしていました。
次こそ結果を出すときだからです。結果を出すことを楽しみに、期待しているから。
これがやる気スイッチ!
これで結果が出る土台ができました。

結果が出なくても落ち込まないために、そんなことで一喜一憂しないために、おまえは結果が出ない!とはっきり言う。
そして結果が出なかった時に、次どうするかを決める。
絶対にやろうぜ!次こそ本番だ!と伝える。
これでこの生徒は、これからの人生で良い結果が出た時も悪い結果が出た時も、いつも同じように力を発揮できるようになる。
へこたれない奴になる。

これこそ強い心を育てる秘訣。
いつもいつも良い結果を出すことが大事ではありません。
悪い結果になったときにどんな心の持ち方をして、どんな姿勢になるべきか。
それを、なるべく年齢が幼い頃に教えてあげると、強い大人になります。

期末試験が楽しみです・・・。って、結果が出なかったらどうしよ・・。と大人の僕はビビりまくりです。
でも、それもまた仕事をしてる!!って感じですけどね。

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涙がある現場以上に素敵なドラマはない

2014年10月26日

高3は今一人ひとり、受験までのカリキュラムを作り直しています。先生と生徒が何度も相談しながら決めていくわけですが、個別指導の塾ですから授業を多くすればするほど費用は高くなります。

ある高3の女の子のカリキュラムを作っているときのこと。

志望する大学は、少々手に届くかどうか厳しい状態にありました。先生と一緒に作ったプランにかかる授業料を算出してみると、なかなかの高額。生徒もその額をみて「高いなあ・・どうしよう」とつぶやきました。それを見た先生が「私はこれだけ必要だと思う」と言ったものの「少し減らそうか」と言って減らしてしまいました。そして最終的にプランが決まったのですが、僕はその一連のやりとりをみて、最後にその生徒の前に座ってこう話しました。

「あのね、大学受験っていうのは高校受験ほど甘くない。今の状態から志望する大学に合格するのは結構大変や。それはデータや成績を見て言ってるんじゃない。今まであなたを見てきて、授業で教えたことがどれくらいできるのか、問題を解く際のひらめきやアイデア、教えてもらったことを表現する仕方、そういうあなたの力量を考えてそう言ってる。高校受験とは違って、大学受験には多少のセンスやひらめきが必要。あなたはそのセンスが人よりちょっと劣っている。でもその分、あなた誰よりも努力できるやろ?あなたの一番優れているところは、どれだけでも努力できるところや。その少しのセンスの落ち込みを、努力で補いなさい。人が3回やってわかることを、あなたは5回6回やらないといけない。だからどうしても回数は多くなる。その分お金もかかる。行きたい大学じゃなくてもいいって言うならここまでは言わへん。でも行きたいんやろ?東大や京大じゃないんだ。努力したら必ず合格できる大学なんだ。そこんとこ、よーく考えなよ。」

涙を浮かべながら話してしまいました。なんだろうなあ。誰よりも努力する子なんです。こういう子には絶対に合格してもらいたいじゃないですか。僕の顔を見て気づいたのか、じっと聞いていた彼女も顔を赤らめて真剣な表情でした。

子どもって本当に親のことを考えています。親に迷惑をかけたくない。健気なもんです。お金がかかることだって申し訳ないって思っている。しかし、本当にやらなければならないことは本当にやらなければならないんです。それを伝えること、それをちゃんと伝えることが最も大切。本当のことを言う。
その生徒のカリキュラムを作った先生が、僕の話を横でじっと聞いていました。そして後日、僕のいないところで生徒にこう話したのです。

「この間、授業数を減らしたよね。でも私はほんとは合格するためにはそれでは足りないと思ってた。でも「高いなぁ…」って悩んでる姿を見てたら、私もそうだなって思ってビビってしまってん。もちろん減らせるだけは減らしてあげたい。それで受かるならそうしてあげたい。でもやっぱり合格するためには妥協しちゃいけないんや。この間面談して家に帰ってから、あれでは足りないと思ってるのに決めるのは、優しさでもなんでもなくてあなたをだましてるのと一緒やなと思って、反省してん。だから、最初に決めたカリキュラムでいこう!受験は当日どうなるかわからへんから、100%受かるとは言えへん。でも受かるためにはこれだけやるしかない!お金かかるかもしれんけど、お母さんに無理って言われたら大学行ってバイトして返すぐらいの気持ちでやろう!私も絶対受からせるって覚悟するし、一緒にその気持ちでやろう!」

先生も覚悟が決まらなかったんですね。でも、本当に必要なことを言うことが生徒への優しさであり愛情だってことに気づいたんです。そしてその本当のことを言うとき、人は自分も責任を取ろうとするんです。先生も「私が絶対に受からせる!」と覚悟したわけなんですよね。
この後、この生徒は「本当に必要なこと、本当のことを言ってくれて嬉しかった」と話して、覚悟が決まりました。

涙があるほどの現場には、素敵なドラマがあります。それはその空間にいた者にしかわからない時間。僕と生徒と先生の3人が、本音で話し合い、逃げずに向き合った結果です。これこそが教育。これこそが人間形成だと思います。受験もスポーツも、逃げずに本音で向き合ったものであれば、人生かけがえのない財産になります。そんな一幕。今年はこのようなドラマが数々生まれています。テレビドラマなんてたいしたことない。人と人がぶつかり合うときって、信じられないくらいの感動があります。

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言ってもわかんないからやってわからせる

2014年10月14日

2学期中間テストってのは、1年の中で最も範囲が広いテストです。ですから、テストの1週間前から勉強を始めたとしてもいつもより量が多いので、勉強が間に合わないことが予想されます。毎年毎年、毎年毎年、毎年毎年・・・何度も口を酸っぱくしてこのことを子どもたちに伝えていますが、10人いたら2人くらいしか伝わりません。特に、中学1年生ね。(笑)まだ中学校がどんなものかわかっているわけではありませんからね。しかも中1の1学期なんてテストは簡単で仕方ない。英語はアルファベット書けたらいいわけですし、数学なんて計算だけですからね。点が取りやすい。点が取れてあたりまえなわけです。

まったく!
そんな気持ちになりながら、子どもたちにハッパかけています。

それでもまったく変わらない生徒にはどうしたらいいか・・・。
なんもしません。結果が出なきゃいいんです。(笑)

ひどい言い方ですが、一度くらい「あれ?しっかり勉強したんだけど結果出なかったのはなんでだろう?」って真剣に考えなきゃダメです。そうして今までの自分のやり方、勉強の仕方、生活の仕方を変えなきゃいけない。結局、勉強もスポーツもやるのは本人です。良い結果、良い成績を出したければ、そうなれるようにするにはどうしたらいいかを考え、自分を変えなきゃいけないんです。

それを教えたい!
っていうか僕の塾は、そういったことを教える塾なんです。夢を叶えるために自分はどうしたらいいかを考え、答えを見つけたらそれをやる。できるように自分を変える!それを身につけた子どもは大人になってもうまくいきます。まさしくそれが生き抜くための知恵。中間テストが終わってからが楽しみです。

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とにかく必死です!助けてほしいほど。

2014年10月11日

今年の高3は、一人ひとり、目標もあって自分で勉強もする。レベルも高い。国公立大学を志望する生徒がゴロゴロ。私立大学であっても立命館や同志社、関大、関学・・・。例年以上に、指導にも準備にも力が入ります。そのレベルの内容を教えるだけなら誰でもできますが、力をつけるとなれば、どのように勉強を進めていくか、授業ではどのような問題に取り組ませるか。先生の判断と考えが大きく左右します。高校生の指導は、先生が良問を探し出してあげることができるかですからね。その生徒にとって・・ですよ。

子どもたちは「今自分がやっているこの勉強は、これでいいのか?」と心配になる気持ちを、先生がしっかりサポートし、向こう3ヶ月の勉強のスケジュールを立てて方針を伝え、頑張れ頑張れ!と励ましています。でも受験は水もの。どこまでやったらいいというものではないので、指導する私たちも必死にやっていますが、助けてほしいときもあったりするものです。

しかしこれを私たちも子どもたちも乗り切ることが大事なんですよね。もう不安とか先のこととか考えるんじゃなく、一心不乱に勉強に指導に取り組み始めると、不思議な力が作用してメキメキ学力が伸びます。今の高3はその手前にいる感じ。先生方は一足先に不安を越えてしまいまいた。ひたすら良問を探し、授業の準備をし、生徒の家庭学習の状況のチェックと修正に励んでいます。

頑張れ頑張れ!
受かってほしい!合格してほしい!今年もまた、この気持ちが渦巻く季節になってきました。塾がイキイキとしてくる季節です。

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ワクワクしていますか?

2014年10月07日

先日、日本Microsoft株式会社の方にご講演に来ていただきました。この塾で働いてもらっている先生や他のスクールIEで働いている先生たちに、ぜひ聴いてもらいたいお話だったからです。Microsoftは、誰もが知っているあのMicrosoftです。会社で大活躍されている方に、わざわざ東京から来ていただいたことはとっても光栄なことで、この日が実現したことを心から嬉しく思っていました。

お話は、世の中の仕事で、日の当たるような仕事はごくわずかであり、ほとんどの仕事は何かを支える仕事であるということ。しかしそのどれもは雑用ではなく、どれか一つが欠けても成り立たなくなっているようにできている。ネット通販のAmazonは、運送業社がいなければ商品を配送できないわけだから成り立たなくなるし、サイトを運営する人がいなければ消費者は商品も見ることはできないし、クレジットカード会社がなければ支払いも受け付けられないし、Amazonがすべてを担っているのではなく、あくまでもアイデアを出しているにすぎない。でも私たちはAmazonや楽天がネット通販だと思っていて、それを支えている人たちがどのくらいいるかなんて知らないわけです。

つまり、どの仕事も世界が成り立つためには必要なんだってことなんですよね。どれも尊い仕事なんだってことです。

その後、Microsoftの将来のビジョンの映像を見せてもらいました。それは今不便だなーと思っていることが便利になったらいいなということを映像化したもの。お店のポイントカードってたくさんありますよね。これを持ち歩くとかさばってしまう。すべてのポイントカードが電子化されたった一枚でおさまったらいいですよね。財布を持たなくてもいい生活になれば、財布を落とす心配もない。電子マネーもそのような思いから始まったことだと思うんです。その日見せてもらった映像は、どれも本当に20年後に実現してるかもしれないなって思うものでした。

胸がワクワクした時間でした。

夢ってこういうものですよね。ワクワクするものです。子どもたちにワクワクした気分になってもらうようなかかわりしているのかなあと反省する時間にもなりました。僕ももっと、子どもたちにワクワクを届けられるようになりたいものです。

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