畠中先生のコラム

頑張りに応える

2013年02月28日

ウチの塾の先生方は本当によく働きます。たいしたものです。今は中学生は受験直前、他の中高生も学年末試験の直前を迎えています。テストで子どもたちが目標とする点数を取ってもらうために必死に授業の準備をしながら、授業後にはこの春、新しく塾に通うことを考える地域の方々になんとかウチの塾のよさを知ってもらおうと、あーだこーだと真剣に話しながらチラシを作ったり、キャンペーンの中身を考えたり準備をしたり、めちゃめちゃ頑張っています。

大学生の先生が多い職場です。大学生なんて戦力になるのか!と思われる方も多いのですが、非常に頭が柔軟で素直な学生は、僕が思いもつかないアイデアを出してきます。僕から見て「そんなアイデアは難しいんじゃないのかな」と思っても、GOサインを出すとそれなりに形を作り、良い結果を生み出しているのです。人の可能性って、本当に自分が思っているよりも革新的で先進的です。僕なんかよりもいい仕事をしていると思います。

ある先生が、「塾長、私のつくったチラシを見てください」と持ってきました。
僕が頼んだわけでもないのに、先生はスッと差し出してきました。じっと見るや、これを業者に出して印刷してもらおう!とすぐに決断し、先生にその手配をお願いしました。

みんなの頑張りに「ありがとう」とか「すごいね」「よく作ってるね、頑張ってるね」と声をかけることはできますが、それだけでは頑張りに応えてあげられていないと感じてます。先生方の頑張りに応えることとは、彼らの頑張りを形にしてあげること。自分が作ったチラシが業者の手で綺麗に印刷されて市場に出回る。こんなに嬉しいことってないと思うんですよね。自分の案が採用されるわけですから、こんなに誇らしいことはない。言葉で褒めるよりもずっと伝わると思います。

みんな、本当によく頑張っています。先生方の頑張りを感じて、子どもたちが誰か紹介しよか?なんて言ってくる始末。
みんなが一体となって、この教室を育てているんだなと感じています。
今年の春は、先生方が作ったチラシだけが出回ります。毎日チラシ配りをしていますから、どこかで見かけたらぜひ見てください。

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家族だけの時間に

2013年02月24日

家族で過ごす、久しぶりの日曜日。
ゆっくりした夕方、ソファーに座って足にまとわりつく息子をぼーっと見ていると、夕飯の支度をしている嫁さんが突然、「お父さんはね、人のために頑張ってるんだよ〜、すごい人なんだよ〜」って息子に話しかけ始めました。息子は理解できていませんが、ニコニコと普段は遊んでもらえない僕との時間を楽しんでいるようでした。

しばらくすると、僕はじんわり涙が出てくるんですよ。
僕を最も悩ますのは、人を育てることの難しさを感じてどうしていくかを考えているとき。そんなときは嫁さんは絶対に僕のジャマにならないようにしてくれるのですが、やはり外から見ているとわかるんでしょうね。息子にそう話しかけることで僕の負担を軽くしてくれて、エネルギーまで与えてくれました。

涙ぐむ僕を見つけた息子は、ひょこひょことつたえ歩きをしながら近づき、僕のおでこに自分のおでこをくっつけました。力の加減を知らない手で僕の頭を叩くように撫でてくれました。何かを感じ取ったのでしょう。ずっと僕のもとから離れずに、一生懸命ソファーにつかまって僕のすぐそばで立っていました。そして嫁さんは、何にも知らないフリして夕飯の支度をしています。

僕は、感じていることや考えていることをいつも嫁さんに話をするので、だいたいいつも僕が何を考えてどんなことを思っているのかをわかっているんでしょう。しばらくしてから明るい声で「今日は久しぶりに3人でご飯だね〜」と嬉しそうに鍋を運んできました。

人を育てることはホントに難しい。背負い込んで考え込んでしまいます。人を育てるには、相手のことをいろんな角度から考えることや我慢と思いきり、そして、絶対に貫き通す信念が必要ですから、自分の心に負けてちゃできない。でも負けそうになっていた僕を、僕を信じてくれている家族の気持ちが救ってくれます。信じる力は人を動かす。心からそう思います。それにしても子どもって、こんなに小さな頃から親や家族のために、力になろうとしてくれているんですね。

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頑張れ頑張れ

2013年02月22日

高3が苦戦しています・・。なかなかスッと合格しません。
でも一緒になって考えて、どうするかを再び決めて、頑張れ頑張れ!と願い、応援する。本人たちが最も苦しい気持ちだけれど、受験ほどどうなるかわからないものはありませんからね。

「絶対大丈夫」という確証がない受験を乗り越えることは大きな大きな試練を、スッと乗り越えてほしいものですが、そううまくいかない人がいるのも事実。であれば、しんどい体験になっても絶対に良い体験にすることこそ、指導者の努めになります。学校の先生も僕たち塾の先生も、受験がしんどくてしんどくて嫌なものにせず、良い体験にする力が求められていると思います。

とにかく頑張れ頑張れ。本当に自分との戦い。気持ちとの戦いです。

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まだまだやることてんこもり

2013年02月16日

僕は、まだまだやらなければならないことばかりで至らないことが多い。これまでの経験上、子どもたちとかかわることで、彼らがどのように成長していけばいいのかはわかります。でも、そのためにどうすればいいのか、どうかかわればいいのか、それはお父さんやお母さんが悩んでらっしゃるように、僕自身も悩んでいることはたくさんあります。

それでも揺るんではいけないのが、決意。
この生徒をなんとかするんだ、おこがましくも自分が育てるんだという決意。
それだけをしっかり持ったまま、子どもたちのためにやらなければならないことを一つ一つ、一つずつ、急いで丁寧にやっていこう・・と。

やることてんこもりです。
「いつ休むの?」と嫁さんにあきられ、スタッフにも「休んでくださいね」と心配をかけてしまう自分を、ままならないと申し訳なく思いながら、それでも進んでいくしかありません。今日もとにかく頑張るぞ〜!

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あくまでも合格はきっかけ

2013年02月13日

合格発表の時期です。私立高校も私立大学も。合格した生徒もそうでない生徒も、まずは関係各所に報告に行ってほしいものです。合格でない場合は報告に行きたくないでしょうけど、時間を置いてからでも行ってほしいと思います。

今日報告に来てくれた中3は私立高校専願でしたので、今日の合格がそのまま進路決定となります。それが、当日の試験次第と言われた一つ上のクラスへ合格したものだから嬉しくて嬉しくて、溢れ出る気持ちを抑えられないように教室に入ってきました。

この塾をオープンしたときから通ってくれている生徒でした。この2年間、あまりの態度の悪さに怒鳴ったこともありますし、夜中0時まで塾に残して自宅まで送ったこともあります。点数が悪すぎて泣いてしまった姿も思い出されますし、勉強が嫌だ嫌だと、宿題をやってもいないのに帰ろうとするのを全力で引き止めたこともありました。何度も何度も同じことを言い続けた生徒だったなあと振り返ればそう思います。

しかし、その生徒には社会で生き抜いていく資質はありました。勉強はそんなにできなかったし嫌いだったけれど、人から好かれる社交性を持っていました。話題も豊富で世間のことに関心を持って生きていました。だからこそ、社会で生き抜いていくためにはどんなことが必要なのかをおのずとわかっていたのかもしれません。

「受かったけど、ちゃんと授業を受けて、周りの迷惑にならないようにするよ」
そんな言葉が聞けるとは?と驚きましたが、受験前に必死に頑張っていたからですね。その気持ちをよくわかっているから、今からまだ公立受験のために頑張ろうとしている友達たちの気持ちを汲んでいるわけです。

「先生、本当にありがとうございました」と、気をつけの姿勢から深く頭を下げて挨拶をする姿に、嬉しくて嬉しくて顔を紅潮させながら帰っていく姿に、この仕事の誇りと醍醐味を感じます。

合格することが目的ではなくて、この生徒のような成長、感謝する気持ち、人を思いやる気持ち、そういった社会で生きていくために必要な力を、合格することをきっかけに身につけることが目的。
それこそが、「おめでとう!」だと思うのです。

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いい受験とは?

2013年02月08日

最近の高校生は、指定校推薦などで早く受験を終えたいという気持ちから、志望校のランクを下げて合格して受験を終えてしまう生徒が増えています。もちろん、国公立大学や早稲田、慶応を目指すって生徒は別ですが。

ある高校3年生は毎日自習に来ています。彼女は自分の周囲はすでに合格が決まっている友達やほぼ決まっていく友達がたくさんいる中で、うらやましさと焦りとで落ち着いていられなくなる気持ちを抑え、ランクは下げずに第一志望にこだわって頑張っています。

ふいに、彼女が僕に話しかけてきました。
「先生、私、受験を経験してよかったって思ってるんです。この時期までやっていてよかったって思うんです。」

まだ結果も出ていないのに、そう思えたその生徒の心は大きく成長していました。もう自動車学校に免許を取りにいったり、アルバイトを始めたりしている友達もいるようですが、自分はそれよりも今のこの経験が将来にいきる気がするって言うんです。

受験は人それぞれですから、どんな受験が良いとか悪いとかはありません。でも受験に偶然はありません。すべて必然です。
例えば、第一志望にすんなり合格した生徒はそれが必然だったわけですし、全部不合格になってしまった生徒は、それも必然だったということです。

彼女は、自分の受験が終わることを寂しく思っていました。あんなに早く終わってほしいと思っていた受験なのに。それは、頑張っている自分、今まで頑張ってきた自分のことを心から承認できているからなのでしょう。こういう経験が「自信」として彼女の中に蓄積されていきます。その自信は、彼女自身が自ら創り出したもの。だから、心から納得できる自信になっているのです。これがあれば、社会人になってもちょっとしたことでへこたれない、打たれ強い大人になっていくことができます。

僕の塾で、最もやりたかったことが彼女に対してできた瞬間でした。
受験に合格することが目的ではなく、受験を通して勉強を通して、強くたくましく生きる力を育み、社会で活躍できる人になるための土台を作るということです。それは、たくさんのかかわりを通して作られる。ウチの塾にたくさん自習に来ている生徒は、とにかくよく成長しています。本当に嬉しいことです。

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お母さんって頑張ってますよね

2013年02月04日

名古屋で2日間、講演をしてきました。僕みたいな若い人間が自分よりも先輩の方に向かって話すなんておこがましいところもありますが、塾で保護者のみなさんとかかわったり、以前から学校の先生としてたくさんの保護者の方々とかかわってきたおかげで、僕も少しは、世の中のお母さんが抱えている苦労に共感することができるようになっていました。それもあってか、小学生や中高生のお子さんを持つお母さん方に、うんうんとうなずいていただける講演となりました。

お母さんって、とにかく自分の息子や娘のことが心配でたまりません。理屈なくです。その心配の程度ってのは、男の僕にはわかり得ないくらいのものです。例えば、学校で修学旅行とかがあると、行程表を見ては「今頃、何してるのかな、ウチの子は自分で自分のことできているかな」とか「今はお風呂に入っている時間かな」とか子どものことを心配しています。お父さんってのは、そんなことあまり考えていない人の方が多く、まあ元気で帰ってくればいいといったその程度だったりします。お母さんは、その心配な気持ちをただご主人に言いたいだけだったりしますが、そんな話を聞いてもしょうがないじゃないか、心配してもしょうがないじゃないかという態度で取り合ってくれなかったりすると、だんだん旦那さんには言ってもしょうがないという気持ちになり、近所のママ友や職場の人に話を聞いてもらったりするか、そんな機会もないと韓流や嵐やジャニーズに向かっていくのかもしれません。

女性の言うことを「そうだね、そうだね」とうなずいて聞いてあげるだけで、女性はとっても嬉しかったりするのでしょう。それを「それは、こうすることが正しいよ」とか「こうしなきゃだめだろ」とか言ってしまうと、女性は「答えとか正解とか聞きたいんじゃない」と嫌な気分になります。僕の嫁さんにもそんなとこありますしね。

「今日はすごくしんどい1日だった」と嫁さんが息子を寝かしつけたり一緒に生活している様子をあれこれ話してくれるとき、「そんなことするからしんどくなるんだよ」とか僕が言ってしまうと、もう不機嫌になります。「じゃ、あんたやってみなさいよ!」って声が聞こえてくるようですもん。(笑)

お母さんの立場からすると、そんなこと言われなくたってわかっているけど、うまくできなかったのよ!と。わかっているから、ただ聞いてくれればいいのよ!とそんな気持ちなんですよね。

生産性のない話であっても、話をすることが重要な女性と、生産性や意味や結論のある話が重要な男性の違いがそこにあります。
そして何より、お母さんって頑張っていますよね。本当に頑張っています。どうにもならない気持ちになるときだってそりゃありますよ。僕は、講演の仕事のためにもう5日間も家に帰っていません。でも、本当によく頑張って息子の面倒を見て育ててくれています。ありがたいことです。楽しい気持ちになるおみやげを買って帰って、たくさん嫁さんの話を聞いてあげようと思います。

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