畠中先生のコラム

無意識に学んでいること

2012年03月30日

お母さんが、毎朝6時に起きてお弁当を作ってくれたことを知れば、自分も親になったとき朝6時に起きてお弁当を作るもんです。
お母さんが毎日、「お昼代ね」と言ってお金を渡していれば、自分が親になったとき、子どもにお昼代を渡すもんです。
毎日毎日、朝6時に起きてお弁当を作ることは大変です。お昼代を渡すほうが簡単です。
そりゃ、たまにしんどくてお昼代を渡すこともあるかもしれませんが、朝6時に起きてお弁当を作ることには、大きな意味があります。

お弁当を作っても、お金を渡しても、どちらでも子どもは昼ごはんを食べることができます。
しかし、お弁当は、お母さんが自分よりも朝早く起きていることや栄養を考えて作ってくれていることなど、同じ昼ご飯に隠された苦労や思い、愛情を感じ取ることができます。そんなこといちいち感じ取って思っている小学生や中学生は少ないかもしれませんが、みんな必ず、無意識の中で感じ取っています。

よ~く考えてみると、僕は、幼稚園から高校3年生までの約15年間、母にお弁当を作ってもらっていました。幼稚園は、お弁当だったんです。小学校も中学校も給食ではなく、お弁当でした。そして、当時はコンビニなんてほとんどなかったので、毎朝、母はお弁当を作ってくれていました。母は仕事をしていましたが、当然僕よりも早く起きて作ってくれていました。365日を15年間、いやいや、学校に通う日数は200日程度なので、200日×15年の約3000日間、僕の母はお弁当を作ったということですから、すごいことです。もちろん、妹や父の分も作っていましたから、3人分のお弁当を作っていたときもあったのです。

僕は、そんな母に感謝しているのはもちろんなのですが、それ以上に、お弁当を作っていたことを知ることでいろんなことを無意識のうちに学んでいるんだな~と思うのです。たとえば、思いだしてみると、3人分のお弁当を作るのに、母は朝7時前には起きていました。前の日のうちに翌朝のお弁当の具材を少し準備していました。その姿を知ることで、何かをするときに前もって準備をすること、段取りを組む必要があることを学んでいるんだと思います。仮に、毎日毎日、母が自分と一緒に起きてきて、お昼代を渡しているだけであれば、自分がお弁当を作ろうと思っても、どんな段取りで作っていいかもわからないし、どれくらい早く起きなければならないか、どれだけ早く準備しなくてはならないか、感覚でわからない人間になってしまうのでしょう。

ということは、人は人を見て育ちますから、僕の、今を生きる姿勢が、自分の息子やここに通っている子どもたち、講師の先生方へ何かしら影響していると思って間違いありませんね。

おっとっと・・・となると、ちょっと仕事の仕方も変えなくてはならないと思ってしまいました・・・。(笑)

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春が近づいてきましたね

2012年03月28日

春らしい季節になってきました。外に出てもコートで身をくるむ必要もなく、気持ちいい天気が続いています・・・・・・が!
僕は、花粉症。目が痛いです。頭もぼーっとします。
でも、僕が最も花粉で辛くなるのは、5月なんです。どうして5月なのか・・・。さっぱりわかりません。
昔は、5月になると頭がぼーっとするので、自分で「俺は5月病なんじゃないか、仕事が嫌になったのか?」と考えた時期もありました。
でも、花粉症だとわかると、それはそれで「一生、つき合わなければならないのか・・・」とがっかりしたことを覚えています。

ここ最近、おかげさまでたくさんの生徒さんに入塾していただき、あわただしい毎日を送っています。
もう、めっきり、家で息子の顔を見ることが少なくなってきました。顔を見れるのは出勤前だけですからね。
それでも、日曜日には思いっきり遊んでいるので、息子は出勤前の僕を見つけて「遊んでもらえる?」と思って、キャッキャと笑います。
もうすぐ5カ月になりますが、いろいろとわかるんですね。僕が近づくと笑ったり、傍から離れると叫んだりします。嫁さんは、ずっと一緒にいるので、慣れたのかなあ。僕の顔を見てはしゃぐ息子を見ながら、「私といるときは、あんなに嬉しそうにしないよ」と言われます。

ふっふっふ。こいつはきっと、俺のことが好きなんだな。そう思いながら、仕事に出かけています。

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仲間との別れ

2012年03月22日

ウチで働いてくれる先生方は、どの先生も自分のことよりも生徒のことを親身に思い、大切にしようとしています。若い先生ばかりですが、僕が掲げる『一生懸命やる』という方針を忠実に守ってくださいます。そんな中でも、昨年のOPEN当初から、時に自分の時間を削ってでも力を貸してくれ、僕自身をも支えてくれた先生が、退職されます。もともと、この3月までとはわかっていたことなのですが、寂しいものです。

いつも子どもたちのことを想い、子どもたちのためになることを惜しまない人でした。そして、子どもたちをどうしたら伸ばしてあげられるか、いつも一緒に考えてくれた、まるで戦友のような存在でした。でも、先生自身にも、自分の夢があります。それを応援したいですし、先生自身が自分の夢を追いかけるために新しい舞台に立つことを子どもたちに知らせることも、教育の一環です。

ある生徒が、
「先生、やめるん?」
「そうだよ」
「じゃ、ちょっと待ってな」
と言って、授業後、すぐに辞めていかれる先生に手紙を書き始めました。迎えに来られたお母さんも待たせて。

手紙を書こうと思う心が素敵じゃないですか。そういう気持ちが育ち、すぐに行動に移す。これこそ、人生において大切なことだと思います。今年も、勉強と同様、このような道徳心を育む指導をしていきたいものです。

僕は、講師の先生一人ひとり、働き手としてではなく一緒に子どもたちを成長させる仲間として捉えています。だから、先生方はとても一生懸命、楽しく仕事をしてくださいます。それが教室全体のあたたかい雰囲気を作り出し、子どもたちからも「なんか、ここ、雰囲気いいよね」という声もいただけます。塾っぽくない、まるで、何でも話せる家族のように家庭的な雰囲気を作り出しています。それもこれも、僕と嫁さんとで、疲れている子どもたちにとってイキイキして一日を終われる場所にしたい!と思って始めた教室ですから、少しでもそんな場所になっているんじゃないかなと嬉しく思います。辞めていかれる先生のことを想いながら、引き続き、この場所をみんなにとって素敵な場所にしていこうと思う一日でした。


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中だるみ・・深刻

2012年03月12日

受験生以外の学年は、3学期の学年末試験も終わり、あとは修了式と春休みを待つだけになりました。塾の授業は、よくよく注意しないと緊迫感に欠け、実りのある時間にならない危険性があります。

そんな中、特に、この春から2年生に進む中学1年生の中だるみの激しいこと激しいこと。新中3は、学年末試験が終わっても「いよいよ中3だ」という気持ちで心機一転頑張ろうとしている生徒や、すでに頑張り始めている生徒もいます。春休みに行う春期講習は、冬期講習を頑張った生徒にとっては回避したいところなのですが、春期講習も頑張りたい!と意欲を持って始める新中3もいます。

それにひきかえ、新中2のやる気の低下ぶりといったら、目もあてられない・・・。『やる気スイッチ』がキャッチフレーズになっている塾としては、成績が上がらないことよりも致命的な現象です。

一人ひとりと面談をしている毎日です。共通していることは、「勉強したほうがいいとわかっているけれど・・・」です。
子どもたちは「勉強の仕方がわからない」とは、僕の前では言えません。1年間、僕と接してきて、それは言い訳だとわかっているから。ただ単に、勉強したくないだけです。本当に勉強の仕方がわからない生徒は、必ず尋ねてきますから。

みんな、わかっているんだよね〜。勉強したほうがいいってことは。でも、やりたくなくて、やらなければならなくて。その葛藤を感じながらも塾に通っているってことは、いつかグンと前に進むためのエネルギーをためる時間と、僕は考えています。やる気スイッチは、見つけられてもスイッチを入れなければ何も変わらない。スイッチは、自分が入れる。自分でスイッチをONにできなきゃ、その先の人生、自立なんてできっこない。自分で入れることができるように、毎日毎日面談をしています。1日も早く子どもたちが自分でスイッチを入れることができるよう、面談を重ねながら、ときにじっと待ちながらかかわっていきたいと思います。

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野球がしたいなあ

2012年03月04日

3年前でしょうか。僕は長岡京市にある中学校に勤めていて、野球部顧問をしていました。今日、その野球部の生徒の保護者の方が自宅に来て下さって、野球部の保護者一同からという息子誕生のお祝いをいただきました。

当時の野球部の生徒は、今はもう高2でしょうか。彼らは今でも、半年に1回くらい自宅に遊びにきます。部活や勉強に忙しい合間をぬって集まります。子どもが産まれる前は、僕の嫁がつくるご飯を楽しみにきていました。子どもを身ごもってからは、僕と彼らの男だけの夕飯を食べながら、ただひたすらしゃべっています。僕は、話に入ることもほとんどなく、彼らがワイワイ話しているのを聞いているだけ。たま〜に、「こいつら、本当に俺に会いにきたのか?」と思うくらい、僕は蚊帳の外です。でも、それでいいんですけどね。

しかし、教員から離れて年月が経ち、生徒とは家に遊びにきたり連絡を取ったりして関係が続くことがあっても、保護者の方々がこうしてお祝いをして下さったりすることは、まず珍しいというか、想像もしていなかったことでした。ありがとうございました。嬉しいです。

当時のことを話して、昔懐かしい野球部の話にも花が咲きます。あの頃は、野球に没頭していました。今まで指導した野球部、野球チームの中で最もへたくそで不器用な子どもたちだったんです。でも、今までのどのチームよりも没頭したんですよね。そこには、彼らの素直でまじめな人柄と、現代には薄らいできた、こどもらしさがありました。キャッチボールも満足にできない、試合をしても試合にならなかった素人集団が、たった8ヶ月そこらで地区大会で優勝したのですから、こんな快感はなかったです。

いっぱい学校に逆らってでも、ただひたすら、彼らを成長させることだけに没頭させてくれた彼らの頑張りは、守りに入っていた僕に、再びチャレンジする人生に向かって歩みだす勇気をくれました。だからこそ僕は、彼らに対する感謝の気持ちで彼らを結婚式に呼び、「来たい」というのであればいつでも自宅に呼ぶのです。

今も幸せですけど、あの頃も楽しかったなあ。
野球、やりたいなあ〜。指導者で。自信はあるんですけどね〜。
いやいや、もうちょっとガマン。いつか、絶対、復帰しよう。

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どんな仕事も準備から

2012年03月01日

ここ最近は、中3の受験直前であることと他の学年も期末試験直前ということもあって、先生方も遅くまで残って授業の準備をしています。もう23時をまわっているというのに、翌日の授業で使う小テストを作成している人が何人も。自習をする生徒も多く、授業後は質問に来る生徒もチラホラいるので、先生方が自分の仕事ができる時間はどんどん遅くなっていくからなのです。これにはもう頭が下がります。教育者たるもの、それくらいあたりまえだという声もありますが、そこは、現在教育者としてどころか、社会人としても半人前である大学生もが講師をする職場ですから、若い人たちが一生懸命子どもたちのために頑張っている姿は、それだけで高い評価に値します。

「疲れた〜」「おなかすいた〜」と言いながらも、一人一人の生徒に対してどのように教えたらいいか集まって考えていたり、テスト範囲にかかわるポイントを作ってみんなで共有していたり、予想問題を作っていたり・・・そういった作業の一つ一つは、子どもたちのことを考えている人でなければできない仕事です。それはつまり、相手の立場に立てるという証。これこそが、思いやりであり優しさであり、人が人と生きていくなかで不可欠な要素でしょう。

学校現場であっても学習塾であっても、子どもたちのことを想い、日頃から工夫や準備に時間をかけられる先生は、人としての質そのものが伸びています。仕事ができるようになったのではなく、人として成長しているのです。人として成長したからこそ、当然、何もしなくても授業の腕は上がっています。
アスリートが、試合前の準備を大切にするように。

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