畠中先生のコラム

素晴らしい一年でした

2011年12月30日

2月に独立起業し、この塾をスタートさせて最初の年末を迎えています。今年は息子も産まれました。昨年までとは比べものにならないくらいの幸せを感じています。

独立起業するということは、何もかも自分が責任を取らなければならず、すべての人が僕に決断を仰ぎ、僕が右と言えば、右へ進んでいく。つまり、この塾に通ってくれる子どもたちも、働いてくれる講師のみなさんも、すべて僕自身のタクトの振り方で勉強の仕方もテストの結果も、先生方の働き方も変わるということなのです。それだけの責任を持って仕事をするということは、経営者にならない限り、絶対にわからなかったことでした。学校の先生であった頃も、いくら40人の生徒の担任として責任を持っていたとはいえ、経営者としての責任とは重さがまったく違いました。

どうしていいかわからないことの連続だった春先から、自分の決断、判断の遅さを痛感し、夏を迎えることにはこれではいかん!と、とにかく迅速な決断とわかりやすい指示と状況作りを意識して働いてきたなぁと思います。

先生方はとにかく一生懸命で、子どもたちとのかかわりを安心して見ていられます。教育者としての自覚も芽生え、子どもたちに時間をかけて生活指導や道徳指導をする姿も見られるようになりました。働く姿勢もとても前向きでした。僕が突然、無茶な要求をしても嫌な顔一つせずに快く引き受けてくれます。その姿に甘えることなく、しっかり礼を尽くしたつもりですが、それでもまだ足りないくらいよくやってくれました。急激に生徒が増えることでミスや落ち度がたくさん出そうなものですが、一人一人がやるべきことを妥協なくやってくれるからこそミスが少なく、生徒や保護者の方々へのご迷惑も最小限でおさえることができたのかもしれません。

子どもたちはこの塾に慣れ、今や勉強部屋として使ってくれる子どもが増えてきました。授業もないのに、毎日勉強に来る生徒もいます。何よりも、この塾に通うことで「変わってきた」生徒が多いことがたまらなくうれしいです。保護者の方々から感謝していただけることも生徒が喜んでいる顔も、すべては、一生懸命子どもたちのために尽くしてくれた先生方と、僕やこの塾を信じて下さった保護者の方々と子どもたち、そして一番は、それだけ努力した子どもたちのおかげによるものです。

今年は、これまで僕が培ってきた経験を存分に発揮すればいい一年でした。描いていた通りの一年になったことは、とても満足しています。しかし来年は、僕自身が大きく変化する一年になります。息子が産まれたことで、人の親としての自覚を持った生活が始まります。それでも今以上に仕事の質を高めていくためには、もっと仕事の仕方を変えなくてはなりません。それ以上に楽しみなことは、息子ができたことで、塾に通ってくれる子どもたちへのかかわり方が大きく変化する予感があることです。すごく優しくなる感じがします。そしてすごく厳しくなる感じもします。これまでと発する言葉や行動が大きく変わることはないと思いますが、その一つ一つが深くなっていく気がしてならないのです。

来年の自分も楽しみです。そんなふうに、子どもたちにも来年の自分自身に期待してもらいたいと願っています。
今年一年、ありがとうございました。
2012年も、一生懸命頑張ります。

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ようやく一緒に

2011年12月24日

ちょうど1週間前、息子と嫁さんが実家より戻り、息子が産まれてからついに私達3人の生活が始まりました。
これがなかなか大変なのかと思いきや、嫁さんはよく頑張って、僕が仕事に集中できるように気を配ってくれます。ありがたいことで、その献身的な姿勢を見て、自分もモリモリ手伝おうといろいろとチャレンジしています。何もかも初めてですから、祝福していただいた方々から「楽しみですね」と言われるものの、眠れない日もあったりして今はまだ楽しむ余裕はなく、一つ一つ、目の前のことを頑張っているだけです。

1週間が経ち、ようやく家族3人で1日中一緒にいる時間が作れそうです。ずっと仕事でしたからね。
仕事も大変忙しい毎日で、塾に来ている生徒全員に対して、まだまだ、してあげられていないことがあるなぁと、申し訳ない気持ちを感じつつ、わずかな家族水入らずの時間をいい時間にしたいと思います。泣いてしまう息子をあやし、お風呂に入れ、それだけでなく、嫁さんともゆっくりと話をする時間を取り、家族を感じる時間にしたいものです。

今年は、僕らにとって大きな転換となった1年でした。独立して塾を始め、子どもは産まれ、めまぐるしく過ぎた1年です。ようやく一緒に、そして、これからも一緒に過ごしていく家族と今年を振り返りながら、一つ一つのことに対して感謝の気持ちを伝えていこうと思います。

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ついに満席に

2011年12月16日

新規入塾生の多さと冬期講習の申込の多さで、ついに教室の座席が満席になります。
私達の塾が、通って頂いている生徒の皆さんや地域の皆様に少しずつ認めてもらえているのかなと感謝の気持ちでいっぱいです。

入塾してくれた生徒の成績をすぐに上げてあげられないこともあり、申し訳ない気持ちでいっぱいになるときもあります。それでも「お願いします」と言ってもらえると、僕らはまた気持ちを新たに「次こそは頑張ろう」って思います。

私は、講師のみんなに常々、「私達は誰のために働いているのか?」と問います。誰のために?何のために?・・・それはおそらく、自分自身が豊かになるためにでしょう。もちろんそれは、経済的な面もあるでしょうが、私達は、本質的に豊かになるために働いているのです。その「本質的な豊かさ」は、誰かのために一生懸命に働かなければ得られないものです。自分の保身や自分への見返り、利益といった軽薄な豊かさは、結果的に自分自身の質を落とし、何もかもがうまくいかなくなっていきます。

人のために身を粉にして働くことで、自分自身で成長を感じることができ、誰に何を褒められなくても自分で自分を認められるようになります。それが断固たる自信であり、自分で自分を満たすことであり、犯罪に手を染めることも人の道から逸れることも絶対にありません。だからこそ、心から人のために尽くすことは、お金を払ってでもやりなさいと思います。そんな経験をすることが、人間的に大きく成長する近道なのです。

今日も講師の先生方は、子どもたちへの小テストを作ったり、次回の授業の準備や新しく開発する授業の打ち合せに余念がありません。もう23時を越えています。ボランティアです。それでも子どもたちのためにと思って費やすその時間は、子どもたちみんなに伝わっています。そして、自分への見返りを求めないその時間こそが、これからの世の中をリードしていく若い大学生の講師にとっては、「経験」という大きな財産として彼ら自身の「本質」を豊かにしていくことでしょう。

そういった想いのある講師の先生方の頑張りによって、この塾は満席を迎えたのだと思います。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この塾が、もっともっと地域の皆さんに喜ばれる場所にしたいと思います。

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自分で育っていける人に

2011年12月11日

土曜日は、ウチの先生が主催する、震災のチャリティーイベントに顔を出させてもらい、日曜日は、お世話になっている方の祝賀会に出席させていただきました。人の心の温かさに触れた2日間、私たちが震災の被災者の方々にできることはあっても、乗り越えていくのは被災者の方々。祝賀会で、お世話になった方のこれまでの人生の話を聞いていると、苦難にぶち当たったとき、不安な気持ちになったときは、やっぱり、自分自身が奮起してこそ乗り越えられるのだなと感じました。

子どもっていうのは、ワガママなものです。
自分でできる、自分は大人になってきているって思い、自分で好きなように生活していながら、それらはすべて親や社会から与えられた中でのことであって、いざ自分で自分のことを決めなければならない、自分で道を切り開いて行かなければならないとなると不安になり、どうすればいいですか?と聞いてきます。頼りなげな視線を向けてきます。小学生であればまだそれも許せますが、中学生や高校生、大学生になるにつれ、いつまでもそのままでは困ります。

子どもたちはうまくいっているときは、親や先輩からのアドバイスや先生の指導も「自分のことをよく見てくれているな」と感じて前向きに頑張ろうっていう姿勢で取り組むことができます。しかし、うまくいかなくなると「どうせ自分の気持ちなんてわからないくせに」などの気持ちから、周りのアドバイスや想いを受け取れなくなります。これが、未熟である子どもたちを育てていく上でとても難しいことでしょう。まして、子どものうちは自分のことを客観的に見れていないですから、「自分の何が悪いの?」といった感じで、平気で周りのせいにしたりします。

そんな苦しいときになったら、周りは、慰めてやることや元気づけてやることしかできないもの。最終的には、自分自身が奮起しなければ、自分自身が変わらなければ事態は変わっていかないんです。その奮起ができるかできないかは、その人自身の強さにかかわります。現実を受け止める強さ、できない自分を認める強さ・・・

社会に出れば、自分一人で立ち向かって行かなくてはならない。一人でお客さんのところに営業に行ったり、責任者として何かを任されることだってある。社会に出れば、孤独なんです。一人で買いものしたり、一人で生活することはできても、社会を一人で生きて抜いていくこととは別ものです。

僕の塾に来ている子どもたちに何を伝えたいのか、その根本を表現するなら、『社会を生き抜いていく力を身につけ、自分で育っていける人になってもらいたい』ってことかな。何か、おぼろげに見えてきたような気がします。人の助けがなければ頑張れない若者は、会社にとってお荷物なだけです。だからこそ、やっぱり塾の生徒に対して、手取り足取り教えたりアドバイスはしない。勉強で苦しんでいても、自分で乗り越えてもらう。成績が上がらなくても、前向きに頑張る姿勢は生き抜く力となります。それが人を育てること。塾に来ている生徒にも息子にも、そのように育てていこうと思います。自分で乗り越えられたら大きな自信になる。最近は、人の助けがあったからできただけなのに、まるで自分ができたかのように錯覚している人が多いですから。大人になって挫折する。最近の若者は弱いとか言われるんです。それが悔しいじゃないですか。

被災地の皆様は、すごく強く頑張ってらっしゃる。もちろん、前に進むしかないから。でも、自分がその立場になったとき、同じように現実を受け止めて頑張れる強さがあるだろうか。そう思うと、今自分が抱えている不安なんて、たいしたことないもんです。だって、生きるか死ぬか以上の不安ってありますか?

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低反発マット

2011年12月08日

寝具を変えました。快適です。

僕の塾での仕事は、すごく考えながら仕事をしています。他の人と話していると、「考え過ぎだよ」とよく言われます。
別に悩みがあるわけではないんですよ。子どもたちのこと、いろいろ考えているんです。
ちょっと気になるしぐさ、発言、行動、顔つき・・・週に2回や3回くらいしか塾に通ってこないですから、塾に来てくれた数時間で、その生徒の心の動きや成長を汲み取らなければならないのです。

そして、気になってしまうことがあると、子どもたちがより成長していくために、どうかかわっていくか、どんなことを大切にしていこうかと考え始めてしまいます。それは自宅に戻っても続くため、寝る直前まで考えに考えまくって頭の中が興奮状態になり、寝付けないことが多いのです。

寝付けないまま朝を迎えることもあったので、これは健康によくない!と低反発マットの寝具に変えてみました。
「なんじゃ、こりゃ」という低反発マットの感触・・・。でも、その日はぐっすり寝ていました。(笑)

何年ぶりかなあ、『眠る』ということが楽しみになったのは。

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勉強の仕方っていうのはね

2011年12月01日

僕は塾の先生でありながら、子どもたちに勉強面のアドバイスをほとんどしません。ごくごく、たま〜に、気が向いたときにしかしないのです。
なぜなら、僕は中学生のときにコツコツ勉強した記憶もなく、どんな勉強をして今に至るのか、よく思い出せないからです。

高校受験のとき、国立高校の受験を不合格になり「後がない!」と思った僕は、その日から公立高校受験までの1ヶ月間、学校をすべて欠席し、市立図書館に籠って無我夢中に勉強しました。中学生のとき、夢はまだなかったけれど、将来、大学には行かないといけないと思っていました。芸術の才能に長けていた僕の妹には、将来、何かとお金がかかるだろうとわかっていたので、僕は、何が何でも学費の安い国公立大学に行かなければと思っていました。一応、子ども心に、親を喜ばせようと思っていたのでしょう。しかし、担任の先生からは、国公立大学に進学している高校への合格は難しいと言われ、僕は、追い込まれていたのです。

不合格通知を受け取った日の夜、母親に「俺、明日から学校行かない。毎日図書館で勉強する」と言いました。どんな会話をしたか覚えていませんが、親は応援してくれました。母親は、担任の先生に頭を下げてくれたと思います。2月から卒業式前日まですべてを欠席しましたから。本屋へ行って、スーパーのカゴいっぱいに入るほどのたくさんの問題集を買ってくれました。当然、受験までにすべての問題集を解くなんてことはできませんでしたが、僕は親が買ってくれた問題集だけを図書館でひたすら勉強していました。8時の開館から閉館の20時まで、ぶっ通しで勉強しましたね。家に帰って夕飯を食べたら、テレビも見ずに寝ていました。というより、見る元気がないくらいまで勉強していました。あれだけの勉強をしたのは、後にも先にも高校受験のときだけです。(笑)

勉強の仕方がわからない・・・こんな声をよく聞きます。

僕の塾は『結果の出る勉強の仕方があります!』を謳い文句にしていますが。結果が出る勉強の仕方は、無我夢中に勉強することです。自分が勉強しよう!と思う時間、ただひたすらに問題を解いて解いて解いて・・・。わからない問題があってもどうでもいい。とにかく問題を解く!!わからなかったところ、間違ったところを知って、また解く。そのうち気づくんです。「あ、この問題、さっきも見たな」ということに。「あ、いつのまにか覚えている」ということに。

どんな勉強に仕方がいいのだろう?とか、自分にはどんな塾が合っているのだろう?とか、考える人がいるかもしれませんが、そんなことを考えている時間があるなら、今、問題を解きなさい!と思います。勉強の仕方を考えるのではなく、目の前にある勉強を一生懸命やること。

「今通っている塾で成績が思うように上がらない」と、僕の塾に相談に来られる方が増えています。僕は、塾をかわろうとする方には「塾をかわったからと言って、成績は上がりません」「今、通っている塾のせいではありませんよ」と話しています。僕は、塾を転々としたことがあるからわかるんです。塾をかわれば、遮二無二勉強することから逃げられると思っていましたから。塾の力を借りて、楽に成績を上げようと。でもね、見せかけの成績なら上げられても、自分の実力はごまかせない。自分自身が勉強することからは逃げられないのです。

「あなたがかわらない限り、成績は上がりません。ウチの塾に来たら、勉強してもらいます。」

まず、子どもたちが自分のベストを尽くすこと。ベストを尽くしてもいないのに、どんな勉強の仕方がいいのかとか、どんな塾がいいのか、どんな教材が合っているのかなど、筋の通らない話です。

僕から子どもたちへのアドバイスは、何にでも一生懸命やりなさいってこと。勉強の仕方でも学力の上げ方でもない。まずは、一生懸命やった!と思えるくらい勉強すること。それで結果が出なかったなら、俺のところへ来い!!

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