畠中先生のコラム

テストの結果のあとが大事

2011年10月28日

中間テストの答案が返ってきました。本当に悲喜こもごもといった感じです。今まで勉強に対して自信のなかった生徒が、自分のベストを尽くした結果、「上がった!」と喜んだりホッとしたりする顔を見れば、「あんまり言いたくない」といった顔を見ることもあります。

講師の先生に至っては、自分が担当している生徒のテストの結果が良かったことよりも、担当している生徒の結果が悪かった方を悔み、テストの答案を見ては「う~ん、どうしてなんだろう」と考え込んでいます。中には、本当に困った顔をする先生もいて、テストの結果が悪かった子どもたちが自信をなくしていくように、先生自身も「私の指導はダメなんじゃないだろうか」と自分を責めてしまいます。『結果』は、確かに今までやってきたことの結果ですから、先生にも問題はあるだろうし、生徒にも問題はある。当然、私にも問題があったからそのような結果になったわけで、これを分析して今から何かを変えていかなくてはならないということになります。

ただ、長い目で見てあげなければならない生徒がいることも確かです。ある女の子は毎日のように自習に来て一生懸命勉強していますが、これまた成果が上がってきません。「こんなに勉強しているのに、なぜ?」「自分は頭が悪いんじゃないだろうか?」と考え込んでしまいます。テストが返ってきた日も塾に来て、「もう最悪です、何のために塾に来ているんだか…」と半泣きになっていました。

私は今、一人ひとりの生徒と話をしています。この、テストの結果の後の子どもたちとの話し合いこそ、子どもたちの成長のきっかけになる時間なのです。

「どうして、このような結果だったと思う?」・・・結果が良かった生徒にも悪かった生徒にも、こう問いかけます。
一人ひとり話してみて、この問いかけに答えられない生徒がなんと多かったことか・・・みんな、自分のことを振り返る時間を取っていないんだなと感じます。

「勉強しなかった・・・です」

根気強く尋ねていくと、行きつくところ、この答えになります。子どもたち自身、良くない結果は自分自身にあると気づくのです。だって、良い結果が出れば、「私、がんばった!」「俺、がんばった!」と自慢するからです。良い結果も悪い結果も、その要因は自分自身にあるとわかっている。けれども、良くない結果も自分自身に要因があると認めると、自分が変わらざるを得ない。勉強しなかった自分を認めることで、次から勉強をしなければならないという結論になってしまいます。だから、良くない結果が出たとき自分のせいだと認めたくない。そして、親のせいにしてみたり、塾のせいにしてみたり、学校のせいにしてみたり、何らかの理由を持ってきて、成績が上がらないことを正当化しようとしてしまいます。

私は子どもたちに、「どんな学校にいても、どんな塾に通っても、何をしていても、結局は自分が変わらなければ、事態は変わっていかないんだよ。」ということを教えています。自分が変われるのなら、どんな状況になっても自分の力を発揮できる人間になれるからです。

「期末テストまで残り1ヵ月だね。自分のベストを尽くさなかったって思うのなら、期末テストは、自分は勉強した!って思えるよう勉強してみないかい?」
私がそう言うと、
「先生、何をどのくらい勉強したらいいか教えてくれる?」
と、中1の女の子が聞いてきました。

成長のきっかけは、テストの結果の後。点数を見て、聞いて、褒めたり怒ったりするだけでなく、その結果について本人に考えさせ、これからどのようにしていくのか、そして自分で自分自身をどう成長させていくのか、考えて変化していく過程を経て、自分の人生に責任を持てる人間に育っていってほしいと思っています。

カテゴリ: 

PAGE TOP

夢を語る!

2011年10月23日

毎月1回は、講師の先生方に対して研修を行っています。研修内容はその時々で必要だと思うことを伝えています。
これまで一貫して伝えてきていることは、『仕事をする姿勢』についてです。仕事をするとは、どういうことなのか、どこまでやることを指すのか、どのような結果を作ることを言うのか、などなど、かなりの高いレベルのことを伝え、実行してもらっています。その甲斐あってか、今月、教室見学に来られた他塾の責任者の方々が、一様に口を揃えて「こちらの講師の先生の動き方、仕事の仕方はすごいですね」と感心しておられました。他のスクールIEのみならず、他の看板を掲げている塾つまり同業他社の方まで学びに来られていることが不思議なことですが、みなさん口を揃えて言って頂けると嬉しいものです。先生方の働きぶりには、心から感謝しています。

本日の研修では、私自身の夢をひたすら語っていました。講師の先生方には、私の夢なんてつまらなかったかもしれませんが、私は組織の長として指導者として、後輩に対して夢を見させ、夢は実現するもんだ!と語ることも大切な仕事だと考えています。教育者や指導者、経営者は、常に夢を描き、周りの人たちに伝え続けなくてはならない。だって、私が夢をあきらめていたら、子どもたちの夢を応援できません。あきらめようとする子どもに「あきらめるな!できるよ!」と、言えるわけないでしょう。景気が良くても不況でも、経営が順調でも苦しくても、リーダーは夢を描き、実現するために旗を振り続けることで、後輩たちに夢をあきらめない気持ちや、どんなこともやり続ければ叶うということを教えなければならないと思うのです。

先生方の中には「そんなの本当にできるんかな?」と半信半疑で聞いている人もいたかもしれない。絵空事にしか聞こえなかったかもしれない。別に今はかまいません。やってみなきゃわからない。私だって、できる確信を持って言っているわけではないですからね。しかし、やる前から、できる、できないってことを考えるのではなく、チャレンジすること、やってみること。私がチャレンジをしなくなったら、講師の先生方もチャレンジしない。そうしたら、チャレンジしない講師に教えられる生徒が、チャレンジするわけありませんからね。私の夢は、子どもたちの役に立つことばかり。しかし、実現するために難しいこともわかっているし、時間がかかることもわかっている。でも、絶対に子どもたちの役に立つと信じられるからこそ、やってみようと思います。

どこの塾もやったことのないことを始めます。どこの塾も実現できていないことをやります。私が高校や中学校で学校の先生をしていたときからずっとあたためていたアイデアなんです。うまく実現できるかな。でも、なんとかやりたいな。

夢を持つ!堂々と夢を語る!そして実現させて、夢は叶うということを自分の行動で見せる!これこそ、教育者、経営者としてのやるべきこと。その姿を見て、周りの人達がこのリーダーについていきたいか、ついていきたくないかを決めるのですから。

カテゴリ: 

PAGE TOP

心温まる少年のお話

2011年10月18日

ある中学3年生の生徒は、志望校合格に向けて成績が足りないため、明後日に迫った中間テストでかなりの高得点を取らなければならない立場にいます。本人もそれは充分にわかっているようで、毎日のように自習に来ますし土日も自ら勉強をしにきています。ただ、それでも今まで頑張って勉強していなかったツケがあり、なかなかはかどりません。勉強の仕方がわからないのです。

とにかく結果を出さなければならないその生徒には、じっくりと勉強の仕方を教えている時間もないので、テスト対策授業を受講してもらおうと本人と話し合いました。しかし、本人は受講を拒否。自習で乗りきると言うのです。そのうちに、保護者の方から電話があり、テスト対策授業を受講させてほしいと依頼を受けました。本人は自分で頑張ると言い、保護者は受講させたいと言います。しかし、本人が拒否するものを無理矢理させるわけにはいきませんが、結果を出す視点から見て、受講してもらおうと思い、まずは本人に「なぜ、そんなに拒むのか」と尋ねてみました。

はじめは、「さあ」とか「わかりません」と受け流すので、真剣に答えなさいと私は言います。するとその生徒は、深呼吸をしてぽつぽつと話し始めました。
「今まで僕は、親にたくさんお金を使わせてきたから、今度は自分の力でやりたいんです。」

なんとまあ、心が温まるひとことでしょう。
彼には、ご両親の想いがしっかりと伝わっていました。育ててもらっているという感謝の気持ちが感じられます。
なんか、そのひとことが嬉しかったなあ。もちろん、結果を出すことを第一に考えたら、彼の気持ちはよくわかるけれども、教えてもらって学習の理解を早めて反復練習の時間を多く取りたいですし、一人で勉強する方がリスクが高いでしょう。しかし、彼は彼なりに、いつまでも親に甘えてちゃいけないと思ったのかもしれないし、自分が頑張って親を喜ばせてあげたいと思ったのかもしれない。
目の前の結果を考えたら、たくさん授業をしなければならないけれども、長い人生を考えたときに、彼のご両親を想う気持ち、自立しようとする気持ちを尊重し、そのやり方で結果を出させてやることこそ、私たち指導者の務めです。とっても難しいんですけどね、それこそが私達の仕事なのだろうと思います。

「全力で応援するからな、この塾をあますことなく使いきれ!」と激励し、にっこり笑顔で勉強に向かっていきました。
「いいか、本当の親孝行は、おまえが結果を出すことだぞ!」と言うと、「わかっています」と。

彼にとっては、大きなチャレンジです。良い結果を出してやりたい。ただひたすらそう祈っています。
彼だけじゃない。今年の中3は、みんな、親思いの良い子ばかりです。

カテゴリ: 

PAGE TOP

「覚悟」の決めさせ方

2011年10月14日

最近、目覚ましくやる気になっている生徒がいます。1学期は「どうなることか!」と思ってやきもきしていました。
何度も悩んだし、講師の先生と遅くまで「どうしたらやる気になるか」と話し合ったり、その生徒と授業後に話し合ったりしました。それでも試験の結果は変わらないし、本人のやる気も変わらない。そんな生徒が今、誰から見ても見違えるほどのやる気に満ちあふれているんです。

思えば、夏期講習の申込が一番遅かった。本人は「やりたい」と思っても、お父さんお母さんに言えない。本人が親に言えないものを私達が代わりに保護者面談などで「やらせてあげてください」と言うものではない。本人が頑張ってお父さんお母さんに本音をぶつけて話し合って、そして参加することのできる夏期講習だからこそ、意味のあるものになるわけです。何度も話し合っては、覚悟が感じられん!とお父さんに突き返され、私に「またダメだって言われた」と相談に来たその生徒は、あるとき「よし!」と覚悟を決めてきちんとお父さんお母さんに話しました。そして認められた夏期講習の参加。一生懸命勉強しましたね。わからないところを質問するようになり、積極的に学習に取り組むようになってきました。

2学期が始まってもその姿勢は変わることなく、むしろ、さらにやる気がみなぎっているのです。今も変わらないその姿勢に、どの先生もびっくり。絶好調です。あとは、結果を出してやりたい。今はその一心です。

さて、勉強をやめたり塾をやめたりはしないけれど、勉強に身が入らなくて成績が上がっていかない生徒、勉強する姿勢に何ら変化のない生徒に対してのかかわりには、とても苦労します。彼ら彼女らに、どうやって「勉強するぞ」という覚悟を決めさせるか。これが人それぞれ「やる気スイッチ」が違う場所についているため、一朝一夕ではいかないのです。本人は、勉強はしなきゃいけないと思っている。でも・・・といった感じですね。

これには、家庭の状況、学校での毎日、友達との関係、学校の先生とのかかわり、などなど、様々な要因と変化が織り成す毎日の中で、実は、スイッチが入る瞬間がフッと湧いてくるタイミングがあります。私達指導者が、このタイミングを見逃さないこと。逆に、このタイミングに出会うまでは、じっと応援して待っていなければならない。私達指導者は、タイミングを逃さずにしっかりと生徒の変化に気を配るチカラが求められるのです。

たとえば、入塾時にはスイッチが入ってやる気満々だったけれど、塾に慣れ、小休止している生徒に対して、彼らがこれからどんな成長をしていくかが、私達のかかわり方にかかっているのです。覚悟を決めさせるタイミングを見逃さず、変わらない姿勢で全力で応援していこうと思います。

カテゴリ: 

PAGE TOP

2学期中間テスト対策はじまる!

2011年10月03日

2学期中間試験まで3週間を切りました。この塾ではテスト対策授業受講期間になります。
子どもたちは、普段受講していない教科に不安があって、どうしても!教えてほしいことがある場合に授業を受けることができます。
私は、この制度を活用することなく子どもたちが自分で学習し、結果を出してもらいたい主義なので、面談でも「本当に不安なものだけにしなさい」と伝えます。だって、やっぱり自分の力で乗り越えられたら、本人がいっちばんうれしいわけですからね。それに、塾に通っても自分が勉強しない限りは成績は上がらないですから、何もかも塾に頼らせないようにしています。

それでも、「先生、理科どうしてもわからん」「社会が覚えることが多すぎてどうしたらいいかわからん」と言ってくる生徒だけ、テスト対策授業を申し込んでいます。不思議と、私が「自分でがんばりなさい」と言い、自分で勉強する方法を伝えても、「教えてほしい」と言ってくる生徒はたいてい結果が出るものです。それだけやる気がある証拠ですから。

非常に楽しみです。
「こんなに宿題あるの、困るわ~」と言いながらも、絶対にやってくるだろうなという確信があります。やってくる生徒は力がつきますし、テスト対策授業をやってよかったと思えるようになります。みんな、がんばれ~。

 

カテゴリ: 

PAGE TOP